返ってこない

私はよく、人に貸したものを返されないことが多い。 誰しもそういう経験はあるのかもしれないけれど、 学生時代別々の友人に貸した本は今だに2.3冊返ってこないし(これはもう永遠に忘れ去られているに違いないのでとうに諦めた)、昔から貸したお金はしばら…

自分と話す

何もしない日が来ると、ホッとする。普段からあんまり色々考え込むのも大変だけれど、ずっと何も考えずに生活していることのほうがよっぽど恐ろしい。 好きな時間に寝て、好きな時間に起きて、好きなときにご飯を食べ、なんとなくテレビをつけてみたり、好き…

深夜食堂

『深夜食堂』という映画を観た。 ここ最近、私がずっと欲していた空間が、あった。 なんだろう、あの温かみは。ホッとしつつも、涙がホロリと落ちるような、心が穏やかになって、洗われていくような優しさは。 まさに、ああいう場所を求めていて、あれやこれ…

時を捕まえる

一年分の砂時計が、日本のどこかにあると、聞いたことがある。 とても大きいらしいんだが、これが一年か、とも思うらしい。 一年分の掛け時計は、どこかにあるんだろうか。ないか。きっとその砂時計よりも、うんとうんと、大きくなければいけない。数学は全…

ゾンビ

・人間の三倍くらいの大きさの亀が、ギリギリ入るくらいの水槽に斜めに(たぶん入りきれていない)入っている夢 ・自分でない、全く知らない人になって、全く知らない友人と話をしている夢 ・誰か(誰だったか思い出せない)を背負って学校の階段を上る夢 と…

概念

「外国には肩凝りという概念がないから、そこの人たちは肩凝りにならない」と、前に知人が言っていた。そうして「何にでも名前を付けるのはよくない。鬱病も名前が付いているから鬱になるのであって、名前が無ければその症状に気が付かないんだ」と、その言…

汚れちまった悲しみに

中学生の頃、国語の授業で中原中也のこの詩を習った。 当時はこの詩の初めから終わりまで一切意味がわからず、先生も深いところまで説明をしてくれないし、どうして国語の教科書はこの詩を扱っているのか、そして彼はどんな思いをこの詩に込めているのか、と…

人は可愛いものですね

私、やっと人を可愛いと思えた。 単純なかわいいでなくて、憎たらしさや可哀想さ、醜さや呆れた気持ちを含めた意味での可愛さ。 美空ひばりになれるんではないかと思った。あの人は本当に凄い。作詞、作曲は違う人がしたのだろうけれど、彼女が歌うことによ…

秘密基地

夜、電気を消して目を瞑って音楽を聴いている時、これが全てだなぁと思う。 何の全てなのかははっきりしないけれど、例えばこの街全体が、それかこの部屋の空間全てが、もしかしたらこの人生の全てが、今この、目を閉じて耳からやってくる音楽の、この一連の…

ハイボール、作ったほうが高かった

タイトルの通り、缶を買うよりもウイスキーと炭酸水を別々に買ってハイボールを作ったほうが、かえって高くついてしまった話をします。 以上です。 なんでも既製品のほうが高いと思ったら大間違いよねぇ。やんなっちゃうわよねぇ。 人生、何でも経験だと思う…

森になりたい

私は今モーレツに、森になりたい。 静かで穏やかで豊かな植物、動物たち、時には妖精(本当にいると思っている)、そしてそれらを守り率い支えている大樹、そう、 私は森になりたい。 現実的に考えれば森に住みたい。鳥のさえずり、葉々のささやき、木々のぬ…

春、爛漫

春休みであろう小学生たちが外を駆け回って遊んでいて、なんだかホッとした。 少子化と機械化が進んでいる中、まだ家の外に出て原始的な遊び方をしていることに安心感を覚える。 小学生の頃よく通っていた駄菓子屋さんがとっくに店仕舞いをしているのは知っ…

春燦爛

みんな、どこに向かっているんだろう。 最近、春の匂いを感じている。勿論春だから。そうでしょうね。三月に入った途端、本当にきっちりと花粉症になった。どうして花粉は未来の無い人間の体にわざわざ入ってくるのかを、毎年毎年考えている。花粉は子孫が残…

なんだか疲れてしまったね

気が緩むといつでも死がやってくる。 みんなそうなんだろうか。 いつだって死にたいと思う。でも、色んな事を考えて、総合して、生きているけれど、時々 誰もわかってくれないし、自分でさえどうしたらいいのかわからない時がたまにやってきて、もがいてみる…

短いこの人生で一番大事なもの、それは

人に優しくしていれば、自分と相手を取り巻く空間がすべて平和になるとずっと信じていた。 自分か相手かどちらかを選ばなければいけない時、いつだって相手を優先させていれば、身を粉にしてでも人の為に動いていれば、常に相手の気持ちに寄り添えるよう意識…

サワダさん

いい人と、いい人でない人の違いは、どこにあるんだろう。 今の職場に、以前物凄くいい人が居たらしい。私は会ったことがないのだけれど、その人を知っている人たちが皆口々に「あの人は本当にいい人だった」「今まで(60年生きてきて)あんなに素敵な人に会…

人生の旅をゆく

最近、よしもとばななさんの本を読んでいる。よしもとさん、なのか、ばななさん、なのか、よしもとばななさん、なのか、ファンの人たちは彼女の事をどう呼んでいるのかわからないけれど、とても素敵な方で、今じわじわと影響を受けている。 よしもとばななさ…

青春の真っ只中

正しい生き方ってなんだろう と、常に人は考えて生きているのだと思う。 私も、いつも、その答えを追いつつも、逆に追い掛けられているかのような感覚で、追いながら逃げながら、過ごしている。 理想の人生や典型の、普遍的・平均的な生き方はあるけれど、本…

夢は自由

年が明けた途端、気が抜けてしまった。 好きな人に好かれることと、苦手な人に好かれないようにすることは、同じくらい難しい。 好きな人に好かれようとすると、苦手な人が先に近寄ってきて、苦手な人に好かれないようにすると、好きな人が先に遠ざかって行…

シンプルなこと

自殺願望のある友人から、全く連絡が来なくなった。もしかしたらもういないのかもしれない。でも、自分の為の、興味本位の安否確認のような気がして、連絡はしないことにしている。 結局、彼女が元気だろうが元気でなかろうが、もういなかろうが瀬戸際にいよ…

くよくよするなよ

自分と無関係の人の言動に、ひどく励まされることがある。 どうにも落ち着かなくて、そうだあの人だと思って探したのだけど、もうどこにもいないらしい。 あんなに素敵だったのに、時はどんどん流れていって、あらゆるものは廃れていくのだと思い知らされて…

お酒の眠りに誘われて

外の冷気も電車の中で暖まりたいのか、窓の隙間から容赦無く入ってくる。 外は真っ暗で、時折街灯の下に雪が白く光るだけ、二両しかない電車のボックス席に、ボストンバッグとお土産袋をぶん投げて、自販機から落ちた瞬間からぬるいカフェラテを飲んでいる。…

思い出は夢の中

随分と長い夢を見ていた。 何らかの罪で、刑務所に入れられた。「普通は四日間拘置なんだけどね」と言われながら、翌朝に出してもらった。父が迎えに来てくれた。 夜、おばあちゃんの家へ行くと幼馴染みが来ていて、兄を車に乗せて行った。 拘置所を出てすぐ…

生理的に無理だと感じる人が結婚していると、ホッとする。自分の感覚が可笑しいだけで、あの人は普通なんだと思って安心する。 人間的に無理だと思う人が周りに好かれていたり信頼されていたりすると、諦めがつく。自分だけがその人やその人を取り巻く環境か…

ハンアンコタ

感情は少ないほうが楽だろうな、と時々思う。 機械のように淡々と生きていたほうが、文字通りの平穏で暮らせるのではないかと思う。 だから時折、よい感情も好ましくない感情も、閉じ込めてみることがある。悲しいことや不快なことを見て見ぬ振りをし、愉快…

大雪

深夜、雪舞う中、全く知らない道を歩いていた。 人間には、そもそも生物には、得意不得意が必ずあると思う。単細胞にだって多細胞にだって、あるのだと思う。 方向音痴の度が過ぎている。自分の脳の中に入ってみたい。たぶんドラえもんの、21世紀からのび太…

時間は命

「恐怖の大抵は想像上のもの」 わかってはいるけれど、ハッキリと文字に起こされると、心にズンと来る。 やはり好きな作家さんや尊敬している人の言葉は強くしっかりとしていて、水にフカフカ浮いている私に、ズシリと重りを置いてくれる。 「未知の物事に対…

東京ばなな

不倫をしている芸能人のくどくどとした弁解や、商品のパッケージにある長ったらしい補足説明、CMの「※これはあくまでイメージです」や、非のない店側がお客にヘコヘコ頭を下げていること、 こんなに居心地の悪い国だっただろうか。 出先で出会う外国人観光客…

23年

今日で阪神・淡路大震災から23年が経つのだそう。 昔東北ボランティアへ参加した時、関西から来たボランティアの方々が格段に熱心だった事を思い出す。 この間、ファミリーレストランで美味しいパフェを食べながら窓の外を眺めていた時、不意に救急車とパト…

死に追いつかれる前に

人の言葉にハッとすることがある。 不意に背中を押されて、頑張ろうと思える。 最近、最近と言っても約半年、「4」という数字をよく目にしていて、日本人たるもの気にならないわけがなく、あまり気にしていないながらも気にしていた。どっちだよ。 昔の友達…