私は働きたくないのだ

最近なんだかずっと眠たい。 朝は勿論眠たい。起き上がってからも勿論眠たい。昼も眠たい。夕方も眠たいし、夜は当然眠たいに決まってるだろ。 …妖怪か!(何が) 眠たいと頭は働かず体も鈍く、気分も晴れない。あーなんだ、なんなんだこれは、と、ここ1〜2…

本能の話

人は、死ぬ前に子孫を残そうという本能が働く。 戦争へ行く兵士たちはもう戻れないと分かりながら妻との子を作ったし、映画『土竜の唄』での菊川玲二も暴力団へ潜入する前に彼女の純奈と初めてセックスをしたし、もうすぐ結婚するから最後にと(何が最後にだ…

春立ちぬ

我が家の一大イベントと言えば、クリスマスでもお正月でもなく、節分のように思う。 毎年クリスマスに豪勢な夕食を食べる訳でもなく、お正月も各々がフラフラと居間に下りてきて、新年の挨拶もそこそこにダラダラとお節料理を食べていて。 けれど節分は、何…

今日はすこぶる悪い事が二つ三つ続いた。 冤罪を被ったような気分。とても不快だ。 あらゆる負の感情は、「悲しい」に行き着くと、前にも思ったことがある。 怒りも、悔しさも、虚しさも、全て、最終的に、「悲しい」に収まる。 だから私は今、とても悲しい…

月が明るくて救われた。 毎日死にたいと思いながら生きている。 死にたいというより、終わりたいという気持ち。 苦しい時も楽しい時も、何気なく道を歩いている時も、今、終わったらいいなと思う。 アメリカとイランの対立について、「揉めてる暇があったら…

湯たんぽ

一日中、旅行の事を考えていた。 旅はいいね、計画している時からもう旅なんだもん、いやぁもう、その地のことを考えた時から旅というのは始まっているものだ。 せっかくいい気分だったのに、テレビを点けると嫌なニュースがやっている。情報社会ってこんな…

冬は雪

嫌いな人の事を、実は羨ましいと思っているのかもしれない。 けれどやっぱり嫌いだと思うのは、その人がどんな人であれ、どれだけ愛される人間であろうとも、私にとっては害のある生き物でしかないということ。 戦いたい訳じゃない。 出来る限り別の世界で生…

秋は月

今日はとても穏やかな一日だった。 こんな日は滅多にない。 すべてが水平なのだ。 波一つ立たない海の上で、温かな太陽の熱を浴びながら、小舟に乗っている。そんな気分なのである。 とても素晴らしい日だった。 けれど私は今日も、人を殺している。 毎日平…

来世も現世も

私は生まれ変わったら、大樹になりたい。 奥の奥の森の奥の、人間が誰も立ち入れないような、厳かで、清らかで、穏やかな静けさに包まれた場所に、ひっそりと、しっかりと、立っている、大樹になりたい。 地震で八つ裂きにされることのないしつこい根と、嵐…

君は幸せ者

部屋で一人、好き勝手お酒を飲んでいる時、至極だと思うことがある。 好きな映画を観て、好きな音楽を聴いて、好きな本を読んで、今日のことも明日のことも考えずに、好きな旅人の一節みたいに、今を旅している時、これが極楽だと思う。 テレビを見ていて、…

イキガミ

NHKかなんかの、不登校の高校生くらいの子達の、ドキュメンタリーを観ている。 各々、何らかのきっかけで学校に行けなくなって、枠から外れてしまって、戻りたいと思っていても戻れなくて、そして共通して意識は死に向かっている。 あぁわかるなぁ。 よぉく…

即身仏

というものを知った。 前にも聞いたことのあったような気もするけれど、何にでもタイミングというものがあるなぁと改めて思う。 気になってインターネットでササッと調べて事実かどうかの確認もせず鵜呑みにした情報(調べものをする時の文章を読む行為があ…

なんだかうまくいかない。 これまでもずっと、何かが上手くいったことは、なかった、と言えばなかった。 だから普通。 私のこの生活には、これが普通。 わかっていても、気は沈む。 木の葉みたいに、太陽を目一杯浴びて、二酸化炭素を吸って、酸素を吐き出す…

心臓

近頃ずっと、よくない夢ばかり見る。 夢占いによれば悪い意味ではないようだけど、にしたって寝起きが良くないんだもん、いいわけはない。 苦手な事を苦手と意識し過ぎて、ずっとずっと囚われている感じ。寝ている時までやめてくれ〜、と思う。 普段、何も考…

小雨の夜に

小雨が降っている。 ちょっとした知り合いと軽くお酒を飲みに行った。 「今日は夜から雨だそうですよ。」と彼女が言う。 夜というのが5時なのか6時なのか、それとも10時なのか深夜なのか、確認をしておいてもよかったなと思う。 21時前、最寄りの駅に着く。 …

世の人は我を何とも言わば言え我が為す事は我のみぞ知る

太陽の力は凄い。 と、先日まじまじと感じた。 雨は嫌いではないけれど、外に出かけるとなるとやっぱり晴れていてほしい。そして晴れていると生命力というものがみるみる湧いてくるのを全身に感じる。それがとても嬉しい。 一人の時間はよい。 (いつもいつ…

今宵、決戦

積み木の騙し絵みたいな、ジャンケンみたいな、美容室の外にある三色のクルクルみたいな、そんな生活を、ここ数日は特に、している。 甘辛ミックスみたいな、オジカワみたいな、まぐろソフトみたいな、そういう矛盾が、この陰湿で厭らしい理不尽を生み出して…

百度

時々、自分の中の卑しさに気付いてハッとする。無意識の、心の奥の奥の隅っこにいつもはじっと座っていて、ある時フッと立ち上がる、その時、私は自分がとても卑しいと知る。 誰の中にもあるものなんだろう。たぶん、この世に産み落とされた時から、無垢の天…

のえへんす

人生は磁石のように出来ている。 私が磁石なのか、人生というものが磁石なのか、S極なのかN極なのか、両方持っているのか、よくわからないけれど、そういうふうに出来ている気がする。 今日、"ねこじゃすり"という言葉を二度聞いた。お昼のバラエティ番組…

心に太陽を持て

毎日毎日生きていても、ちゃんと生きたなぁと思う日はとても少ない。 仕事を頑張ったな、でも、大好きな人たちと楽しく過ごしたな、でも、旅行に行ったことでも、なんでもいい、できる限り多く、しっかりと生きたい。 今日は、とてもよい一日だった。 朝早く…

春は何処へ桜は六分

さすがにもう春だと思って、マフラーもタイツも手袋も置いて来たら、堂々と冬が居座っていて驚いた。やられた。辛うじて、保険として冬の上着を着てきたのが、救いだった。 首が寒い。 傘も持っていないのに、雨まで降ってきた。 ネギの頭の、辛〜い部分を食…

3月28日木曜日 晴れ

今日は何もできなかった。 一日中眠っているのは体が疲れてしまうし、偶の休みなのだからと、辛うじて朝に間に合う時間に起き上がってみたものの、頭はずっとボンヤリしている。 パンを食べコーヒーを飲み歯を磨き、今読み進めているお気に入りの本の一節を…

六畳一間に

人が死んだ。 知人と言うには遠く、他人と言うには薄情な、そんな人が。 彼の事はよく知らない。 年齢も出身も、家族の有無も。 ただ、ついこの間まで、そこにいた。 特別な会話はしたことがない。 特別な思いを持ったことも勿論、ない。 だから、彼がいなく…

本は良い。 夜、休日の前、何も時間を気にせずに、飽きるまで、眠たくなって意識を手放すまで、読む本が、良い。 とりわけ紀行文は、良い。 単なるエッセイも、その著者の思考・性格がよく表れて面白いのだけれど、旅行記のような本となるとその面白さが何十…

熟考

みんな、何かを抱えて、生きているんだなぁ。 と、ふと、思う。 消せない過ち、変えられない事実、戻れない過去、やり直せない日々、上書きできない物事やもう会えない人、そういうものたちを抱えて、隠して、忘れようとしたり、心の奥底に、何重にも鍵をか…

我思う、故に我在り

どの島がどの国のものだとか、この絵はあの人の絵だとか偽物だとか、世の女の子たちはチーズ料理に夢中だとか、株価が暴落しただとか、よその大統領の言っていることとか、そんなこと私にはわけわからないよ。 相次ぐ地震も、教師の暴行や生徒同士のいじめや…

今日

今日。 今日はとってもいい一日だった。 血液が、血管を震わせて、手の指先まで波打つ感覚。 親しい人が、自分をわかってくれているこの瞬間。 目に見えたものを通り越して、愛しく思える存在のあること。 何十億もある命、意識、細胞の中で、私が今ここに生…

12月31日

12月。 あっというまに12月かと思ったら、あっというまに冬至、あっというまにクリスマスであっというまに年越し、そんでもってあっという間に春が来てあっという間に夏休み、あっという間に食欲の秋であっという間にまた雪が降るんだろう。あぁなんて早いこ…

セルフ・コンフィデンス

思えば、小さい頃から自分に自信を持ったことがなかった。 一瞬の、ちっぽけなものならあっても、容姿、性格、知能、身体能力、特技、その他自分を取り巻いているものにまで、何か胸を張って人に自慢できるようなものが、なかった。 日本人らしいと言えばそ…

優花

寂しい。 夜は寂しい。 酒と煙草と音楽で、紛らわす日々。 あー!寂しい! 体に悪かろうが寿命が縮もうが、そんなの知るかー!明日の夜まで生きられる100パーセントの保証などないのだ!私は生きるよ! にしてもどうにも、三半規管が弱くて参る。 近頃は半規…