ギッチョ

 

 

ギッチョって、ダサ過ぎるだろ。名前が。そもそもどういう意味だよ。と思って調べてみたら、なんとビックリ、ピンと来ない。

 

ギッチョって差別語らしいけど、そらぁこんなダサい名前、差別語に抜擢されるに決まってるだろ。スタメンだよスタメン。しかもエース。プロ注目

 

 

左利きって、「器用だね」「格好良い」等言われがちだが、確かに左利きだったら格好良い。

 

私は左利きに生まれた。あ、いや、そういう訳ではなくて。自分で自分を持ち上げちゃう系じゃなくて。いやいやいやだから、決して上のひとブロックは私を美化させる為のものではなくて、いや、だから


ザ・左利きは本当に素敵だと思う。字を書くのも左。なんなら書道も左。ご飯を食べるのも左。ボールを蹴るのも左。電話をするのも左。全てにおいて体の左側を使うのであれば、それは格好良い。「サウスポー」という言葉がよく似合う。


対するアタイ、字を書くのは右、ご飯は左、ボールは右足で蹴って電話も右手で持つけど歯ブラシは左手でする、と言った具合。小学生の頃、親に一度右手に直されたんだけど、使いづらいものだけまた戻しちまったのよ。だからなんていうか、ギッチョ。えっ?もしかしてこういう奴のことをギッチョって言うの???「ザ・左利き」が“サウスポー”ならば私はまさに“ギッチョ”ってかんじ。うわ、ダッセェ。嫌だ。嫌だ!!!こんなの嫌だ!!!ギッチョなんか嫌だ!!!!!ママーーーーーーーーー!!!!!!!!!!(※本当にお母様のことを責めているわけではありません)

 


突然ですがここで、左利きあるあるをご紹介します。
①ハサミが切れない
②駅の改札の「ピッ」が遠い
③定規の向きが逆
④折りたたみ財布を開くと逆
⑤スープを掬うおたまの、ひょっとこみたいな部分が逆

 

ギッチョ(私定義)なのでこれくらいしかパッと浮かばないけれど、サウスポーの人はもっと生活しづらいのだと思う。あぁ、神様って不公平。あぁ。

 

 

そろそろ本題なんだけど、あ、そろそろ本題なんだけど(重要)、私が今日一番主張したいのは、

 

ギッチョは生きるのが辛い

 

ということである。

 

 

 

は?

 

 


って思うよね〜、思っちゃうよね〜〜

 

 


、、、思っちゃうよね〜〜〜〜〜〜〜

 

まぁ私も逆の立場だったら手は出てるけどまぁ聞け。聞いてくれ。


ギッチョ(私定義)っていうのはさ、右利きでも左利きでもないわけ。ましてや両利きなんかではないわけ。
大概、左手を使っている時に、「あれ?左利きなの?」と聞かれるのだけど、大概、「あっ、いやっ、えっと、、、」と一気にコミュ力が低下する。この瞬間に友達が五人くらい減る。(嘘)

 

ていうかぶっちゃけどうでもいいと言ったら超どうでもいいんだけど、聞いてくれ。まだ先は長い。

 

私としては、全てにおいて左手を使えるわけではないので「左利き」と言うのは嘘になるし、かと言って「右利き」というのも嘘になる。だってさ「右利きです」と伝えた相手とご飯を食べに言ったら「えっなんで左なの?」ってなるじゃん。なるじゃん。嘘つきじゃん。嘘つきは泥棒の始まりじゃん。嫌だ。まだ私捕まりたくないよぅ。嫌だよぅ。よぅ。だから大概「こういう時は右で、こういう時は左で、、」と頭から説明するのだけれど、そうなると相手も大概「えっ、じゃあ両利きなの?すご〜い」と勝手に話を進める。待て。話を最後まで聞けよ。幼稚園でエミコ先生に教わったじゃんよぅ。よぅ。

 

両利きっつうのはさ、両の手でありとあらゆることができることを言うんだろう?文武両道とかバイリンガルとか水陸両用とか両生類みたいなもんだろう???そんなスーパースターなんか滅多にいねぇよ!!!!!と思うんだよ。アタイは。

 


そろそろ話は終わりなんだけれど、嵐の二宮くん(普段はニノと呼んでいるくせにちっと気遣う)がまさにギッチョ(私定義)で、何年か前にしゃべくり007に出ていた時に、左利きについて話をしていてさ、まさに私が主張したいことを丸ごと言ってくれていたの。ユーチューブか何かで是非観てくれ。頼む。一生のお願い。あと三回しか使わないから。お願い。

 

 

 

以上を完結にまとめると、

 

ギッチョってダサい。名前が。


えっ?これ一行目で言ってない?間の長い説明要らなくない?って思ったそこのアナタ!いや、アナタじゃなくて、その隣の赤い服、いや、アンタの服は小豆色だわ。だからその隣の、

 

 

もう本当にやめるね。
最後まで読んでくれた人がもしこの世に一人でもいたならば、なんていうか、私、なんていうか、

 

 

 


嬉しい。ありがとう。長生きしてね。ラブ&ピース。