100000年後

 

 

地球や、宇宙や、時間軸上には、まだまだ未知のものが、ウヨウヨしていると思う。

 

猿人からしたら子孫が二足歩行をしていることは驚きだろうし、邪馬台国の人々は後世の処罰が自分たちの普段の生活よりもずっと衣食住に富んだ場所で行われていることにショックを受けるだろうし、紫式部清少納言は延々とインクが出てくるペンに感動するだろうし、戦国武将たちは核兵器に恐れ慄くだろうし、江戸っ子は自動車や飛行機を見て唖然とするだろうし、私の祖母はきっと、携帯電話や冷凍食品に夢を持ったに違いない。今この瞬間がこれまでの世界で最新だけれど、私が死ぬ頃、今ではどうやっても想像し切れないことが世の中で起こる。

 

 

そのうち時空を超えられるのではないかと思う。本当に。

 

地球の裏側と一瞬で通信できる世界なんだもの、人間が一瞬で空間を移動したっておかしくない。

 

いつか、私が死んで1000年後くらいに、地球がまだ残っていたら、過去や未来の自分と会えるようになるのかもしれない。

 

ロボットが感情を持つような時代ですもの、何だって起こり得るし、起こし得る。

 

 

 

いいなぁ1000年後。1000年後を生きてみたい。10000年後も100000年後も。人類が滅びる瞬間を見てみたい。地球が滅びる瞬間も。宇宙はずっと続くんだろうか。見てみたい。