命ある事

 

 

脱北者に密着した、テレビを見ていた。

 

監視の厳しい北朝鮮から脱しても、隣の中国で捕まれば国に還され、最悪の場合は死刑だと言う。更にその中国からも何とか逃れたとしても、親北の国ラオスでまた警備が張られ、見つかれば強制送還だと言っていた。

 

 

国は家族でなければグループでもない。家族でさえ殺すようなご時世、それが国単位になっちゃあ他人もいいところだな、と思った。

 

それにしても、人間ってなんだ、、、、、、と考えざるを得ない。

 

人を殺したって何もいいことないじゃあない。動植物は、有難いことに食として私たちの血となり肉となり生かしてくれるけれど、人殺したってその分寿命が延びる訳でも賞賛される訳でもないのにね。やんなっちゃうね。

 

 

 

同じ人間、同じ時代とは思えない状況に、日本の有名人たちが精一杯同情をして様々コメントを残していたのが、なんだか滑稽だった。

 

籠の中でミミズが雀に食われているのを、可哀想にと見ているような光景だった。

 


結局私も同じことをしているのだけれど、私には恐怖が大きくて同情する余地が無い。

 

 

 


生きていたいね。
今日もご飯が美味しかった。
本当に幸せだと思う。