長いような、短いような川

 

 

夢を見た。

 


何処だかわからない国にいる。
日本よりは発展途上の国だった。

 

広い昼食場で、ご飯を目一杯食べた。
何を食べたのか、誰と食べたのかは覚えていない。
小学校高学年くらいの男の子が、お母さんの手伝いをしていた。

彼とも、彼の母とも会話をした。
何を話して、何の言語で話したのかもわからない。

 

 

 

数日程、その土地に居たのだと思う。
小学生くらいの子供たちが沢山いた。

 


別れの日、
とても懐いてくれた女の子が、抱きしめてくれた。手紙を送ると言ってくれた。
もう一人、男の子が、一生懸命英語で手紙を書いてくれた。英語は母語でなかったのだと思う。ローマ字で、日本語の手紙も添えてくれていた。

 


もう舟が出るよと、別の男の子が知らせに来てくれた。中学生くらいだったと思う。自転車の後ろに乗せてもらって、船着場まで送ってもらった。自転車のサドルと荷台の部分がどんどんと伸びていって、彼とどんどん離れていった。

 

 


船着場では子供達が、私のキャリーケースと、その他の荷物を沢山積んでくれていた。

 

出かかっていた舟に飛び乗った。

 


長いような、短いような川を渡った。

 

 

 

 

 

 


いつか手紙が届いたらよいな