神がいない

 

 

 

十月。

時の流れが速すぎて、追いつけない。

 


早朝の、人気の少ない電車の、音が好き。

人間がまだ寝惚け眼の中、電車だけがシャンとして、静かに走っている。

 


山や近くの木や草が、赤く黄色く染まりかけている。空気が澄んでいて、風が優しい冷たさをしている。

 

 

 

電車の行く先のように、私の行く先もはっきりと決まっていたらよいだろうか。

 

 

 

 


十年後の自分が今の私を見ていたとしたら、何を焦ってるんだと微笑むのだろうな、と思う。そう思えるくらいの心の余裕が出来てきたということ。急ぐ事はない。あまり先を見過ぎて今を見逃してしまっては勿体ない。

 

 

 

 


ふぅ。

朝は気持ちが前向きになる。

今日のように清々しい朝は特に。

 

 

 

 

素敵な一日が始まる~~~!