しあわせということは
普段よりちょっと疲れて帰ってきて、ちょっぴりお酒を飲んで、ほんのりお風呂に浸かって、少し頭がクラクラして、いつもより早く布団に入って、好きな歌を無差別に聴いていたら、なんだか人生を一周しているような気分になった。
真っ暗闇で、脳がフワフワしている中で、心地よい音と、幸せな布団のぬくもりしか存在しない。こんなに感覚を支配された事はなかったかもしれない。
とても愛おしい。
とても愛おしくて、この感覚を忘れたくなくて、慌てて電気を点けメモを取っている。
朝に怯えて、明日が来るのが怖くて仕方が無い普段とは違い、今は今の時間がとても愛おしくて、仕方無くて、手放したくなくて、仕方が無い。そんなことお構いなしに、部屋の掛け時計は律儀にカチカチ動いている。全く薄情。
あんまりあれやこれや書くと、エモエモになって悲しくなってくるから、困る。
今、仲の良かった友人が好きだった、曲を聴いている。元気だろうか。またいつか、会えるだろうか。
時計
落ち着く。
カチ、カチ、カチ、カチ、そうそうこれ、
やっと電池を入れ替えた。
いや〜、落ち着く。
次はデジタルにしようと思ってしまったことを大変申し訳なく思う。嗚呼、落ち着く。ごめんよう。
循環、というものを最近よく感じる。
お金は世の中を回す、という言葉の本当の意味が、なんとなくわかった気がする。お金は使えば使う程溜まる、といった言い回しだったかな。
昔は、自分のところからお金がなくなってしまうのに、どうやって自分に返ってくるってんだよ、と腑に落ちなかったけれど。
お金に関してだけでなく、時間も、使えば使う程、うまく回る。ボーッとしてるのも構わないけれど、意味のある無心でないとダメなんだなぁと感じる。
人との関わりも。面倒臭いと思って人に会わないと、どんどん人に会わなくなっていく。そこでヨイコラショ、と連絡を入れてみれば、愉快なほどに色んな人と会うようになる。
テンポだろうか。
ポン、ポン、リズムよく何かをすることが、よいのかもしれない。
こまめに水を飲むと血の巡りが良くなるような、そんなイメージで、とにかく循環している。
動こう。
命ある事
脱北者に密着した、テレビを見ていた。
監視の厳しい北朝鮮から脱しても、隣の中国で捕まれば国に還され、最悪の場合は死刑だと言う。更にその中国からも何とか逃れたとしても、親北の国ラオスでまた警備が張られ、見つかれば強制送還だと言っていた。
国は家族でなければグループでもない。家族でさえ殺すようなご時世、それが国単位になっちゃあ他人もいいところだな、と思った。
それにしても、人間ってなんだ、、、、、、と考えざるを得ない。
人を殺したって何もいいことないじゃあない。動植物は、有難いことに食として私たちの血となり肉となり生かしてくれるけれど、人殺したってその分寿命が延びる訳でも賞賛される訳でもないのにね。やんなっちゃうね。
同じ人間、同じ時代とは思えない状況に、日本の有名人たちが精一杯同情をして様々コメントを残していたのが、なんだか滑稽だった。
籠の中でミミズが雀に食われているのを、可哀想にと見ているような光景だった。
結局私も同じことをしているのだけれど、私には恐怖が大きくて同情する余地が無い。
生きていたいね。
今日もご飯が美味しかった。
本当に幸せだと思う。
熱冷めやらぬので
今のうちにパラレルワールドの話を。
パラレルワールドは、本当にあるらしい。行ったことないからしらんけど、行ったことある人もいるらしい。
いつのまにか別の世界に居たり、過去のまた違う世界に入り込んでしまったり、同じ時間同じ空間には居るはずなのに相手のことが見えなかったり、するらしい。
パラレルワールドとデジャヴには関係性があるとも言っていた。(ネットニュースが)
あれやこれや書いてあって渋滞していたけれど、もしかしたら私にも、もう一人の私みたいなのが居て、もう一つの世界みたいなところで生きていて、たまに何かの拍子で交錯したりしているんだろうなぁ、と思った。なにこのドリーミーな話。サイコウ。
無の空間というのは、これは一番物理学的で意味がわらかなかったけれど、宇宙はもともと無だった、という説だった。それ以外は全くわからない。アイキャントスピークイングリッシュ、オウ、センキュー、アハン?ってかんじ。
こういう、オカルティックな、有るんだか無いんだかわからんような、手に掴めないような物を追求している学者たちって本当に凄い。私もそういう興味とちょっとの才能があったら学者になりたかった。
ネクスト⇨人体冷凍保存
カミングスーン
地獄
仕事中、いつもパソコンでネットニュースを見ている。暇だから。
芸能スキャンダル、政治のあれこれ、事件、事故、災害、ハウツー、等々
なんというか、世界は広いなぁ〜〜〜〜〜〜〜(という気持ちだけで世界を一周できそう〜〜〜〜〜)、と思う。絶望とも希望とも言い難い溜め息が出る。
しかし今日のネットニュースは熱かった。
地獄について、パラレルワールドについて、デジャヴとは、無の空間というもの、人体冷凍保存のこと、
地獄の拷問がザ・拷問だった。
とにかく焼いてバラバラにしたがり。
拷問の王道過ぎて、逆に「えっ、これだけ?もっと他に無い?精神的にもキツイやつもっとあるっしょ?やる気ある?」と思ってしまった。
ただ、地獄の拷問は凄い。
何億年、何十兆年、さらに何百京年も(京とか(笑)久しぶりに(笑)聞いた(笑))(笑)、とにかく半端無い時間、拷問され続けるらしい。
なんでも一度体を全部丸焼きにされても八つ裂きにされても、すぐに体は蘇生されるらしく、焼かれては蘇り、裂かれてはまた同じ拷問を受け、それを延々繰り返されるんだってよ。マジ卍(笑)
でもねでもね、人間界と違って地獄の時間は速いらしい。だから拷問すぐ終わるらしい。おいおい(笑)どこで甘やかしてんだよ(笑)ってかんじマジ卍(笑)
なんていうか、地獄ハンパねぇ。と思った。閻魔大王とかまじ超絶リスペクト。
思いの外地獄について熱く書いてしまったので、その他はまた今度書こう。
石田ゆり子さん
以前、石田ゆり子さんの、『天然日和』というエッセイ本を読んだことがある。
そこまで読むわけではないけれど、本が、エッセイ本や詩集が特に好きで、これまで読んだ本の中でこの本が一番、素敵だと思った。
これまで、石田ゆり子という人に関して、さして興味が無かった。(彼女が超他人で私が超凡人だから、堂々書いてしまうけれど。)本人もこの本の中で言っていた気がするけれど、幸が薄そうで、今にも消え入りそうな声と哀愁漂う表情を持ち、インパクトが無いというインパクトの強い人だった。たぶんまだ彼女が30代くらいの頃の印象。
それが、これを読んで一変、なんて素敵な人なんだろう、なんて真っ直ぐでユーモアがあって愛らしい人なんだろうと思い、それ以降彼女をテレビ越しに見る時は、周りの誰より透明で輝いて見えた。そのなんと美しいこと。
正直、本の中身はあまり覚えていないけれど(3〜4年前に読んだものであるし、最近記憶が抜け落ちやすい)、ふとした時にこの本を思い出し、石田ゆり子さんを思い出し、心がフッと軽くなることがある。ただ、この本を思い出すだけで。彼女を思い浮かべるだけで。
真っ直ぐな人は美しい。
今、懐かしく思って棚の奥から本を取り出して見たら、ページが色褪せていた。それが余計に愛おしく感じた。
『天然日和』にはどうやら続きがあったらしい。今度買ってこよう。