長いような、短いような川
夢を見た。
何処だかわからない国にいる。
日本よりは発展途上の国だった。
広い昼食場で、ご飯を目一杯食べた。
何を食べたのか、誰と食べたのかは覚えていない。
小学校高学年くらいの男の子が、お母さんの手伝いをしていた。
彼とも、彼の母とも会話をした。
何を話して、何の言語で話したのかもわからない。
数日程、その土地に居たのだと思う。
小学生くらいの子供たちが沢山いた。
別れの日、
とても懐いてくれた女の子が、抱きしめてくれた。手紙を送ると言ってくれた。
もう一人、男の子が、一生懸命英語で手紙を書いてくれた。英語は母語でなかったのだと思う。ローマ字で、日本語の手紙も添えてくれていた。
もう舟が出るよと、別の男の子が知らせに来てくれた。中学生くらいだったと思う。自転車の後ろに乗せてもらって、船着場まで送ってもらった。自転車のサドルと荷台の部分がどんどんと伸びていって、彼とどんどん離れていった。
船着場では子供達が、私のキャリーケースと、その他の荷物を沢山積んでくれていた。
出かかっていた舟に飛び乗った。
長いような、短いような川を渡った。
いつか手紙が届いたらよいな
ラクス
夜なのか朝なのか、深夜なのか早朝なのか、はっきりとわからない時間にほっとする。
冷たくなった、「寒い季節にオススメ!あたたまるビタミンレモン(健康)」を飲んでいる。
時々、そういったものが寄り添ってくれて、私はなんとか朝を迎える準備をする。
師走なのか何なのか、頭の中を小さいサンタクロースが、ドタバタ駆け回っている。同じところをグルグルしているのに、気が付かず
とてもとてもとてもとてもとてもとてもとてもとてもとても、落ち込みそうで、これではいかんと、最近熱中している音楽をガンガン聴いている。こうやって、自分を手懐ける方法を、最近やっと身に付けた。
この世界って、私のこの人生って、結局私の主観で出来ていて、すごく説明が難しいけれど、地球が丸々、自分の頭の中に入っているかんじ
私が死んでも地球は回るけど、私が死んだら地球も無くなる。
そう思うと、気が楽になる。
ようし今日もイッチョ、生きたろう〜〜〜!
オラ
とても有意義な時間を過ごしている。
とてつもなく暇だけれど、でもとてつもなく有意義だなぁと思う。
世の中には矛盾していることが多い。
矛盾しているようで矛盾していないことや、矛盾していないように見せかけた矛盾が沢山ある。ややこし。
有意義さというのは、決して何かをした分だけ得られるものではなくて、じゃあ何かと問われると、うーん参ってしまうけれど、こうして見知らぬ土地の言葉もイマイチわからぬ、決して綺麗ではないけれどゆったりしている宿のソファに座っているとね、普段どこかにしまい込んでしまっている、ハッピーなものがじわじわ顔を出してきて、私は生きていてよかったなぁと思うの。生きていてよかったというよりも、今ここで息をしていることを、とても幸せに思う。
うわぁ〜〜〜〜〜、どこにも行きたくないなぁ。
ずっとここに居ても、する事はないけれど
ずっとここに居たら、飽きてしまうんだろうけど
今のこの感覚を、ずっと持っていられたらなぁ〜〜〜、
圧縮袋に入れて、キャリーバッグに詰めて、どうにか持ち帰れないかなぁ〜〜〜〜〜〜〜、
記憶というのはどんどん捏造されていくと、偉大な作家が言っていた。捏造じゃないな、何だったかな、今日読んだ本なのに、忘れてしまった。そういうこと。こうやって、捏造されていくの。
今この瞬間に対して、今以上に幸せを感じる事はできないんだなぁ。(しみじみ)
だからせめてここに真空パックしておく!
今日のはじまり
ずっと、汽笛の音を聞いていた。
大事なことがある前日はいつも眠れない。
とてもステキな日々を過ごしている。
かけがえのない、というフレーズがこれまでで一番似合う。
あまり深い事を考えず、考えている。
忘れられることよりも、忘れてしまうことのほうが恐ろしいと、初めて思った。
いつかシワシワのヨボヨボで寝たきりになった時にでも、思い出せたらなぁ〜、と思う。
お腹いっぱいにご飯を食べられることを、本当に本当に幸せだと感じる今日この頃。
とても贅沢で欲深いことだけれど、胃が対応できるうちに、欲しいものを食べられるうちに、有難く遠慮無く戴こう。
どこにも居ないような感覚が心地よい。
知らぬ土地の山頂で夕陽を待っている時、
限り無い田舎道を車で走っている時、
顔も言葉もわからない場所に一人座っている時、
日付も時間も気にしない空間、
後も先も考えない瞬間、
ずっとここに居たいと思う。
できれば時も場も動かない隙間に挟まって、
しばらくの間ぼんやりしていたい。
明日も生きよう〜〜〜。
まずは今日が始まるけれど、とても久しく、ワクワクしている!
Ayahuasca
旅先で、アヤワスカという秘薬があると教えてもらった。
一種の覚醒剤で、何も無い暗闇の小屋の中、そのゲロ不味い液体を飲み、ひたすら数時間瞑想をする儀式があるらしい。
そうすると嘘か真か、頭の中がグルグルと回り始め、脳裏に曼荼羅のような絵が浮かび、愉快な生き物たちが笑い踊り、楽園のような世界が広がり、耳も意識も遠くなり、幽体離脱状態になるんだとか、なんだとか
シャーマンという謎の教祖のような人がお経のようなものを唱え続けると、瞑想の終盤で皆吐き気を覚えて、目の前に抱えたバケツに向かって死ぬ程嘔吐する。その吐いた物に心身的な不純物が全て含まれているらしく、体験した人のレビューをまだよく読んでいないけれど、本当に世界が違って見える程スッキリするらしい。
世の中には色んな、本当に色んな物事が存在するなぁと思う。
アヤワスカやってみなよ!と旅人にお勧めされたけど絶対やらない。世界は広過ぎる。
ハングオーバー
この世で一番不要なもの
「二日酔い」
いやわかる。わかるんだよ。
転んで足から血が出たり、痛んだり、そういうのって必要だと思うんだよ。
ラッドの歌詞にも、
"もしも折れかけたその足に痛みを感じなければ
君は何も知らず歩き続けるだろう"
ってあるんだよ。そうなんだよ。
例えば足の指が壊死しているのに気が付かなかったら、どんどん悪化していくだけなんだよ。
だから二日酔いだってきっと必要なんだよ。
わかる?
なんか冒頭と矛盾してない?
内臓が対応し切れてないよ〜、体が危機を感じているよ〜、と知らせる為に二日酔いがあるの。
でもさ、もう飲んじゃってるじゃん。
飲んでる最中に気持ち悪くなるならわかるじゃん。あーもうこれ以上飲まないほうがいいかなってなって飲むの止めるじゃん。
でもさ、翌日って意味なくない?
二日酔いになった瞬間は「あ〜もう一生酒飲まねぇ〜」って思うけど結局その晩また飲むじゃん。でまた二日酔いじゃん。全然効果ないじゃん。
二日酔い何やってんの?何がしたいの?
アイデンティティ確立できてる?
自分の立場、役割、ちゃんと理解してる?
もしかしてまだ自我芽生えてないの???
とにかく旅行の最中に二日酔いをして
丸一日をゲロと一緒に流してしまった
あ〜もう一生酒飲まねぇ〜
思い出すのはそうマイアミ
昔出来ていた事が、どんどん出来なくなっていっている気がする。
怖い。
老いとは無関係のところにある。
自分を操作できなくなっていくし、周りへの順応能力もすり減っていっている気がする。
怖い。
こうして不安や負の感情をどこかに出しておかないと、抗えなくなる。そのうち全部飲み込まれてしまうんでないかと思う。
どこかへ行きたい気持ちも失くなってしまう。
ここに居たい思いはとうの昔に消えた。
パラレルワールドというものがあるなら、私はこの世界とパラレルワールドの間にきっとある、僅かな隙間に挟まっていたい。
時の流れや周りの一切の無い、自分の感覚だけが全ての、その空間で、ひっそりと暮らしていたい。
もう一人の自分が、ハッキリとした形で存在したら本当に、どれだけ助かるかと思う。
こういう自分でもすぐにわからなくなってしまうような感覚を、自分とだけ共有したい。というより、自分としか分かち合えないから、せめて虚像くらいでも、そこに居てほしい。話を聞いて、そうだねそうだよね〜、と肩を持ってほしい。同じ自分だから反対はしないんだろうけど、違うならばバッサリ否定してほしいし、他の人の耳に入ったら気を滅入らせてしまいそうな不安や愚痴を、延々と聞いてほしい。
はぁ〜〜〜〜〜、明日も生きよう。