人間到る処青山在り

 

 

世界は広い。
と、ちっこいテレビを見る度に思う。


世界から見たら自分はアリだと、知人が言っていたことがある。勿論アリにもアリの人生があって、きっと私なんかより何百倍も充実した生活を送っているに違いない。単にサイズの話である。

 


最近のテレビはあまり面白いと思わずなかなか見る機会は無いけれど、それでもテレビのおかげで知る事は多い。


そうして少し世界を知ると、自分がいかに幸福の域に居座っているのかを知る。

それでも下を見てばかり、
下を見て優越感に浸れるのならばよいけれど、そういう時ばかり上を見て落ち込む。

 

 

 

人間到る処青山在り、という言葉を、ほんの数日前に知った。
死ぬところは何処にでもあるという意味らしい。

 

 

何だって自由だ。
実に、世界は広いのである。