優花

 

 

 

寂しい。

夜は寂しい。

 


酒と煙草と音楽で、紛らわす日々。

あー!寂しい!

 


体に悪かろうが寿命が縮もうが、そんなの知るかー!明日の夜まで生きられる100パーセントの保証などないのだ!私は生きるよ!

 


にしてもどうにも、三半規管が弱くて参る。

近頃は半規管と言うらしいとかなんだとか、聞いたようなそうでもないような。

 


毎日ずっとコーヒーカップでもぐるんぐるんに回して乗っていれば、強くなるもんなのかしら。そんなの知らんわー!私は生きるよ!

 

 

 

今日は早く寝よう、と毎日思いながら毎日夜更かし。

23時には寝よう、が、0時には寝よう、が、どうやっても過ぎてしまう。眠たくないと眠れない。ふくろうの気分。ふくろうもこんな気分?

 

 

 

人間は昼行性なんて、誰が決めたのかしら。

習慣もあるだろうけれど、私は根っからの夜行性だ。と、ずーっと、思っている。

世の常の上で生きられないのは、ちぃと辛い。

 

 

 

旅に出たい。

近くだっていい。

旅だと思えるところならどこでもいい。

この、毎日の、閉塞的な、刑務所みたいに思えるような、ところから、えいやっと飛び出して、私は、旅をしたい。

 

 

 

本当はなんだってできるのだ。

なにもかもすべて、自分の支配下で、だから本当は、どうにだってできるのに、何をこう、シュンっとなって、体育座りをして、生きているのだ。

 

 

 

このまま、六畳一間の長四角い箱の、静かで真っ暗い空間の中で、死んでたまるかー!

 

 

 

 

 

 

という、酔っ払い。

今日も生かしてくれてありがとう、生きていて偉いぞー、明日も生きるぞー