イジワルな人がいる。
その人には、色んな理由があって、そうなっていることは、わかっている。全部はわからなくても、わかる部分がある。
ジブンもイジワルされているから、また別の人にイジワルしてしまうこと。年齢的に、小言が多くなってしまうこと。イヤミを言いたくなってしまうこと。
だから私は、どうにもできない。
大変だと思うし、可哀想とも思う。助けてあげたいとも思う。でも時々、心が折れる。ポキンッて、本当に、折れるのね。自分の中の何かが死ぬの。そして悲しくなる。
昔むかしにも、そういう人がいた。イジワルというか、イヤミというか、イヤガラセとも言いにくい、本人としたら愛情表現に似たような事だけれど、私としてはそういうものに近かった。でも相手もたぶん、そういう意図があったと思う。恥をかかせたいとか、上に立ちたいとか。なんていうか、なんでもいいけど、私は嫌いだった。
私が嫌いな人たちは、みんな似ている。だから本当に嫌いなんだな、と思う。
でもねぇ、私もそういう人たちと同じなんだよね。本意にも不本意にも人を傷付けてきた。赦しを貰ったところでねぇ、事実は変わらないんだよね。だから私はいつまで経っても他人の事をとやかく言えないし、いつまで経っても解放されないの。
最近は、ずーっとそういう事を考えている。
毎年この日は命に感謝して、心から生きている事を喜んでいたんだけれど。なんか今日は丁度ダメ。でも今日も生きられてよかった。そうでしょう。生きている。よかった。